みなさんこんにちは、管理課のTです。本日東京は曇天也、一番冷えた日だそうです(寒)

最近、色々と暗いニュースが多くつい俯いてしまいがちですがお正月くらいは豪華に過ごしたい時期ですよね!当ブログでは年末年始に向けて当社自慢の扱いの品々を特集していきます。近日鮪やウニも取り上げていく予定ですのでどうぞお見逃し無く。
さて、そんなわけで今日は当社干魚合物課のKさんからお勧めの一品を紹介します。

 

 

前回お話したように今ほど冷蔵や保存の技術が発達していない頃、人々は知恵を絞って保存食を作ってきました。干魚合物課ではそう言った古来からのその土地、風土から生まれた先人達の知恵の結晶の品々を扱っています、なかには歴史の長いメーカーさんもあります。
そこで今日紹介するのは木五商店さんの「小鯛のささ漬け」です。

木五商店さん
福井県は若狭小浜の特産品で小鯛を酢漬けにして一枚一枚丁寧に仕上げてあります(しかも保存料無)。若狭湾小浜港で水揚げされた新鮮な鯛を三枚におろして酢漬けにし、杉の木樽に詰めてあります。上に笹を乗せてありこれがささ漬けの由来です。

 

古来より杉の木やささには殺菌作用があるとされていて先人の知恵が生かされています。
この商品は若狭、小浜と言う土地ならではの食文化の歴史が詰まっています。大昔は日本の中心は現在の東京ではなくて京都でした。若狭湾で採れた良い魚は主に当時の近隣の大消費地、京都に運ばれていました。
しかし当時は現在のように車も無いので輸送も山を越えて2日くらいかかるためこのような酢漬けが考案されたということです。私も試食しましたが昔の京都の偉い人や裕福な人が好んで食したと言うだけあって大変『雅(みやび)』なお味でした。

 
何かと高効率性が求められる現代の食文化では絶対味わうことの出来ない「」と「職人魂」がこの商品にはあります。決して安いものではないですがとても価値ある一品です。

 

こういった加工業者の思い入れの詰まった商材を干魚合物課では扱っています。

↓ 12月早朝でも半袖 干魚合物課Kさん

干魚合物課 Kさん
主に高級スーパーやデパートで購入できますのでぜひ食卓を彩ってください☆