みなさんこんにちは、管理課のTです。本日も東京は晴天也,やや空気が乾燥してます、風邪に気をつけないと。
さて、引き続いて昨日築地市場で年一回の入札が行われた高級食材、干し数の子の続きです。(本日の日本経済新聞にも写真付きで掲載されました)。

 

今年は数十年ぶりに北海道のにしんが豊漁だったことから純国産の干し数の子が例年に無くたくさん入荷しました。

 

↓ 秋山水産㈱さんの干し数の子、立派です。

秋山水産㈱さんの干し数の子
今ではすっかり高級希少な干し数の子ですが(今は高級な料亭やお寿司屋さん等で使われます)昔を知る仲卸業者さんに話を伺ったところ当時は何十キロという俵に詰められお店まで持ち運ぶのもも大変な位の入荷がありスコップで扱っていたほどだそうです。

 

 

近年はにしんが北海道で取れなくなったのと簡便な塩数の子や味付け数の子が主流になり需要も減ってきたそうです。冷蔵設備が普及する前は年末年始の保存食としても用いられていたとか。
さあ、いよいよ入札が始まりました、しらすのせりと同様専用の白メモによる入札が淡々と進行します。
↓ 干魚合物課 左よりM課長、Fさん、Mさん。

簡単で便利な食べ物が溢れる中,干し数の子は食べるのに手間もかかりお値段も張りますが細かい粒粒がつまった食感、香り、特に歯ざわりは塩数の子では得られないものです。

 

お正月は是非干し数の子をご賞味あれ。